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September 1, 2021
Interviewed by Eri Takane

Yayoi Shionoiri

名前 : 塩野入 弥生

お仕事 : アートロイヤー

拠点 : ディジバース(デジタル世界), +718 (Brooklyn, NY), +310 (Topanga, CA), +813 (Tokyo, Japan)

年齢(任意) : そろそろ熟練になってきましたかね

性別(任意) :  女性

ウェブサイト / instagram/facebook/etc… : IG: @yayoi_shionoiri Website: yayoishionoiri.com

DYH : まずはつまらない質問からでごめんなさい。お仕事では何をされているのですか?アートロイヤーってなんですか?全くの初対面だということで。


YS : この質問は、本当にいつも聞かれます!大体の場合、こう説明します「アート業界に仕える弁護士」と。アート業界の様々な人たちをサポートする何でも屋です。例えばアーティスト(本職では、クリス・バーデンの遺作管理やナンシー・ルービンズのスタジオ管理)や非営利団体やStartbahnなどのスタートアップとも仕事をしています。


私はアートと法律の分岐点で仕事をしていますので、常にこれらのアート界における様々な人々(アーティスト、批評家、コレクター、アート・ディーラー、オークショニア、ギャラリスト、アドバイザーなど)同士の関係性について深く、そして最新の知識を持っていなければいけないのと同時に、法律の知識も多岐に渡って持ち合わせていなければいけません。商業契約、会社法、著作権、商標法、知的財産、訴訟、非営利団体における税金対策。さらにアートに特化した分野で言えば、作品再販の際の追及権、委託、経済や貿易制裁、アメリカにおけるオンライン売上税、公共衛生ガイドライン、国際データプライバシー規定、などです。



 

DYH : 弁護士として何を喜びに感じますか?


YS : 法律とは、堅く融通が聞かないものというイメージがありますが、芸術的な創造性を支えることができるということに気づくアート界の方が増えてきたように思います。そのアートの世界を土台から支え、そして更に強くしていくことが私の弁護士としての責任であり、自分に課せられた挑戦でもあると私は信じています。

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DYH : 最近インドネシアにあるテーマパークの「ラビット・タウン」の「Love Light」がクリス・バーデン制作の「Urban Light」の著作権を侵害した、と認められました。バーデンの遺作管理を担当しているあなたはこのことについて「世界中のアーティストのための勝訴」と表現しましたよね。このことについてもう少し詳しくお話いただけますか?


YS : これはインドネシアで起こっている著作権侵害の訴訟です。インドネシアの法廷では著作権侵害のクレームを取り合うことは希で、過去の知的財産に関する判例を見ても国内当事者のスタンスを優先するケースを多々目にすることがありました。


この件に関してインドネシアの法廷が我々にとって有利な判決を出したことは革新的なことで、世界中のアーティストの作品を著作権の枠組みで保護することができる前例を作ったと共に、アーティストが法的プロセスに参加することに意義があることをも示唆したと思っています。



 

DYH : 毎日のルーティンについてお聞かせください。何時スタート?何時終了?好奇心旺盛なので、もし失礼だったらごめんなさい。


YS : 世界中のクリエイティブな人々と関われるのもあり、私は仕事が大好きです。ず〜〜〜〜っといつも仕事してますね。笑 朝方ではないのですが、なるべく7:15ぐらいには起き、日本の同僚やクライアントからの大量のメールにいつも忙殺されています。大体日中はZoomミーティングや電話、メール、テキストまたはClick-up project management board(オンライン上のビジネス・マネージメント・ツール)などでのナンシー・ルービンズのスタジオとクリス・バーデンのエステートの作業。(NYCはウィズコロナのビジネス慣習が形成できつつあり、最近は屋外で直接会っての打ち合わせも増えてきています。)日中に休憩が必要な場合は、自宅オフィスで20分ぐらいのオンラインヨガ休憩を挟みます。夜は戦略を練ったり、書類の起草など。あと最後に、もし脳内に余裕があれば寝る前に本を読みますね。小説か、アートの歴史、または批判理論。実はiPadにすでに沢山の本をダウンロードしてあるのですが、本当は実際の本を手にとって読むのがやっぱり好きです。

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DYH : あなたは親に「嘘は絶対ついてはいけませんよ」と教わったことはありますか?実際問題、嘘をつくって、本当にいけないことなのですか?


YS : 私の両親は常に模範を示して指導するタイプだったので、自分が信じる道徳・平等・正義を貫き、自分で考えて自分で行動をする、ということは体に染み込んでいます。歳を重ねるにつれてたまには詳細をオブラートに包んだり、ある視点の概要のみを伝えたりする、というのは必要なことなのだと気づきました。クライアントを守ることと同時に意見が相違する人たちの間に立って和解点を探し出す、というのが弁護士としての仕事です。こういう場合は、代理しているクライアントの見解を敢えて相手方に共感してもらいやすい言い方で伝えることもあります。時と場合によりけり、と言うことですね。



 

DYH :「自分に正直に生きる」のは本当に大事なことなのでしょうか?


YS : はい、少なくとも私にとっては。


 

 

DYH : あなたが現在住んでいる国とそれ以外の国との違いについて聞かせてください。


YS : 国境を超えて活動をしたり、違う国に住んだりできる人はたくさんいますが、パンデミックによって物理的な活動範囲は確実に狭まりましたよね。特に昨今アメリカでより浮き彫りになったこととして、「アイデンティティとしての印(マーク)」によって私たち人間は分類され、カテゴライズされていると言うことです(そして場合によっては「印」には特権が付き纏います)。例えばパスポートや法的書類などの身分証明が良い例です。もしくは、あなたが今居住している地域とあなたの出身地が全く違った場所だったら?本当の出身地とは?私たちの祖先や民族は一体どこから来たのでしょう?国境をオンライン上で越えることが日常になりましたが、まだまだこのようなカテゴリーはアメリカ社会では根強く残っています。

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DYH : 一生を通して我々は様々な影響を受けます。アートよりも直接的かつ大きな影響を与えるものもあり、これはとても大事なことです。もちろん、アートに関心のない人もいますし、アートを愛する人が自分の関心事を他人に押し付けようとすることもありません。(まぁそこは本当のところどうでしょうか?)つまり、アーティストが「世界中の人にアートを届けたい」と主張するのは、独りよがりな感情なのでしょうか?それは無謀なことでしょうか?


YS : アートは日々を生き抜くために不必要ですが、我々が人間であることを思い出させてくれます。だからこそアート界にいられることを光栄に思いますし、アートや文化、そしてそれらを作り発信する人々を守っていくのはとても大事なことだと考えます。



 

DYH : 現在活躍中のアーティストとお仕事をするアートロイヤーとして、彼ら彼女らとは同じ目標を共有していますか?さらにいうと、アーティストにとって目標は必要でしょうか?


YS : 私は目標ありきで行動をする性格です。アーティストが自身の目標に達するためのお手伝いのみならず、その目標そのものを彼らと一緒に設定することからも手伝えると思っています。目標設定は場合によっては短期的(例えばコミッションを完成させること、作品を販売すること、共同製作者と著作権を共有すること)であったり、場合によっては長期的であったりします(例えばどうやってアーティストの作品群を彼ら自身、または美術史の文脈の中に当てはめられるかを時間をかけ一緒に考えていく、など)。

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DYH : アーティストの作品とアーティストの人物像は別々として捉えられるべきでしょうか?その時代時代によりそのアーティストの作品がどう評価されるかが変わるというのは面白い話です。極端ですが、例えば完全なアウトサイダーを例にしましょう。この人が現在作品を作ったところで時の試練を乗り越えることはできると思いますか?アート作品はその作品の特長のみで判断されるべきでしょうか?2021年を生きるあなたはどうお考えですか?


YS : まず、アウトサイダー・アートは場合によっては、アートの域に加えられる場合もあります。アーティストとは、過去に成し遂げられてきたことに影響を受けつつ、未来に向かって前進する人々のことを指します。時の試練を乗り越えていくアートは、その時代、その場所の価値観や思想を語るものであると思います。本当の意味での素晴らしい作品が、必ずしも商業的成功をいつも勝ち得るわけではありませんが、真のアーティストは、作品を作りたいから作るのです。私はそのようなアーティストの方達と仕事ができたらと思っています。


 

 

DYH : 一緒にお仕事をして楽しいと思えるアーティスト(又は美術館、ギャラリーなど)はどのような方達ですか?


YS : 固定概念や限界を越えていこうとチャレンジする人・組織、そして既存の法律構造の中でどれだけクリエイティブに目標を達成できるかに切磋琢磨している人たちですね。

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DYH : 現在の社会とはどういう風に関わり合いを持つべきでしょうか?


YS : ウィズ・コロナでの新しい日常の常識をまだ皆が模索中です。とくにNYCなどの大都市で増加の傾向が今年見られていたアジア人やアジア系アメリカ人に対する偏見・憎悪。皆がお互いの境界線や生活スタイルを尊重し合えるようになったらいいのですが、それは大変難しいことなのかも知れません。

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DYH : もし!例えば仮に、世界にあるどこの空間でも借りれるってなったら、どこを借りますか?博物館でもギャラリーでもなんでも、一晩限り。誰を晩餐に招待しますか?なんて素晴らしい質問なんでしょう(笑)


YS : メトロポリタン美術館に常設展示されているエジプトのデンドゥール神殿を ”館内に誰もいないタイミング” で訪問することができました(ありがとうSK)。なので、バケツ・リスト(死ぬまでにやっておきたいことリスト)の中の「どこでも好きな場所を借りれたら」っていうのは既に達成できてしまいました!

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DYH : アート、音楽、カルチャー、なんでも。とても印象に残ったもの、ここ数年で。何かありますか?なんでもいいですよ。


YS : 石巻市で行われたReborn Art Festivalですね。2011年の東北地震と津波で大きな被害を受けた地域で行われた芸術祭ですが、とても強く感慨深い経験でした。実は私は、芸術祭が被災地域で行われる意義について半信半疑でしたが、サイト・スペシフィック(その「場所」でだから出来る表現)であり、現地のコミュニティーの中に展示された作品らを体験して、アートと現実の生活が交わる境界域、過去を振り返ると共に不変の推進力が存在するかのような「無限の時間」を経験しました。


 

 

DYH : いままで食べた中で一番最悪な食事を教えてください。よかったらお話付きで。


YS : 鶏や鳥さんたちごめんなさい。卵白が嫌いなの。。。卵はタンパク質豊富だし、食べ物の好き嫌いを主張できること自体特権だって分かってるのですが、これはほんと日常的に言わないといけないんですよね、、、。西洋の朝ごはんにはよく卵が出てくるから。


 

 

DYH : ご自身の体で何か変えられるところがあれば、どこを変えますか?なぜ?


YS : 私はとても背が低いのですが、ハイヒールを長時間履けません。この1年半ほとんど室内で過ごした結果、ヒールを履く能力がより薄れたように思います。履き心地が悪い靴を履きこなせる超人的な足の持ち主だったらいいなと願います。


 

 

DYH : 生まれ変われたら何・誰になりたいですか?何にでもなれます!

 

YS : 同じ自分として戻ってきたいです。ただし、もっと人生経験豊富で、もっと優しく、もっと寛大で。弥生2.0的な。


 

 

DYH : このインタビューはどうでしたか?質問があれこればらばらですいませんでした。

何か最後に一言あれば?


YS : インタビュー記事っていつもきちんと考えられていますよね。質問もそうだし、もちろん答えも。この“Inconvenience Store” の店員さん達(本当の私を知っている方がいます、、、)が私の答えを一体どう思うか気になります。

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DYH : 考えないで即答ください。

DYH : 嘘ついて。

 

YS : コンテンポラリー・アートは全て好き。

DYH :事実を教えてください。

 

YS : アートが大好き。

DYH :テストでカンニングしたことありますか?

YS : おそらく。

DYH :最後にジェイウォーク(歩道信号無視)したのは?

 

YS : 昨日、地下鉄から帰ってくる時。

DYH :なんかイライラしてる?

 

YS : いいえ、実はある種の「正常」を感じます。このコロナ禍の1年半において初めてのことですよ。

 
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June 15, 2021
Interviewed by Eri Takane

Yayoi Shionoiri

name : Yayoi Shionoiri  

What kind of work : Art Lawyer

Based in : the digiverse, +718 (Brooklyn, NY), +310 (Topanga, CA), +813 (Tokyo, Japan)

Age (optional) : beginning to feel seasoned

Gender (optional) : female-presenting

Website/instagram/facebook/etc… : IG: @yayoi_shionoiri Website: yayoishionoiri.com

DYH : Apologizing for this boring question first, it seems like we have to ask you what exactly you do on your job? Would you mind teaching us what an art lawyer is? Let's say you are a complete stranger here.


YS : I get asked this question all the time!  I explain that I’m a lawyer who serves the art world; I  support various stakeholders in the art world, including artists (such as for my main work with the Chris Burden Estate and the Nancy Rubins Studio), non-profits and institutions, and for-profit commercial concerns (like start-ups such as Startbahn).


My practice at the intersection of art and the law requires me to have in-depth, updated knowledge about the art world ecosystem and its stakeholders, but also to have a wide range of expertise on various bodies of law.  These broad legal areas include commercial contracts; corporate law; copyright, trademark and intellectual property; litigation; and non-profit taxation. More art-specific legal areas include topics like artist resale royalties; consignments; economic and trade sanctions; U.S. online sales taxes; public health guidelines; and international data privacy rules.  


 

 

DYH : What brings you joy as an art lawyer?


YS : More and more art people have come to realize that the law, often considered a rigid structure, can support artistic creativity.  I believe it is my responsibility and innovative challenge to ensure that my legal skills are applied and communicated in a way that supports and strengthens the art world.

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DYH : Recently, Indonesia theme park Rabbit town lost Love Lightcopyright as it was defined as the copyright infringement of Urban Lightoriginally made by Chris Burden. As the executive director of the Burden estate, you mentioned it is the win for all artists globally. Can you make more comments on this?


YS : This is a copyright infringement lawsuit that is taking place in Indonesia.  Indonesian courts do not hear copyright claims very often, and it also seemed that previous intellectual property cases in Indonesia often supported or prioritized domestic parties’ concerns.


That the Indonesian court currently decided in our favor sets a groundbreaking precedent that artist rights can be protected internationally through the application of the existing copyright framework, and proves that there is value for artists to participate in the legal process.


 

 

DYH : Do you have a certain routine/regimen you follow? What time do you start and end? Apologies if I seem intrusive, I’m quite curious.


YS : Because I get to work with creative people all over the world, and I love what I do, I work pretty much all the time.  While I’m not a morning person, I do try and get up around 7:15 am each day, and wake to a slew of e-mails from my Japanese colleagues.  I spend a majority of my regular work day either in zoom meetings or  phone calls, and on e-mails, texts and our team’s Click-up project management board, for the Nancy Rubins Studio and the Chris Burden Estate.  (Now that NYC is transitioning to a “new normal with COVID”, more and more of my meetings are taking place in real life.)  If I need a bit of a break during the day, I try to build in a 20-min on-line yoga session in my home office.  In the evenings, I like to carve out blocks of time for strategy or legal drafting.  Finally, if I have the mindspace and time, I like to read before I go to bed before midnight -- either a novel, art history, or critical theory.  While I have downloaded a fair share of reading material on my iPad, my guilty pleasure is reading real books.


 

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DYH : Did your parents ever teach you to "never ever lie"? Come to think of it...is the act of lying actually a bad thing?


YS : My parents always lead by example and definitely instilled in me the importance of  thinking through, and carrying out, what I believe to be just, equitable and fair.  As I grew older, I realized that in some situations, glossing over details, or helping to contextualize points of view, are necessary -- it’s in some ways part of my job as a lawyer to both protect my client, but also to help find ways to bring people with differing points of view together to find alignment in certain situations.  In these circumstances, I may try to describe my client’s point of view in a specific way that will resonate with others involved in the situation.


 

 

DYH : Ultimately, is it really truly important to live honestly with oneself? 


YS : Yes, at least for me.


 

 

DYH : How would you describe the difference between the country you reside versus the rest of the world? 
 

YS : While some of us have the ability to work across borders and live in different countries, the pandemic has narrowed our physical spheres of activity.  Especially during this time, what has been brought in sharp relief in the United States is that we remain divided and categorized by markers of identity (and privilege concomitant to such markers), including what passports or other legal documentation we carry, the location we reside in, and, if we were not born in that place, the country of origin or ethnic origin from whence our forebears came.  

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DYH : We experience a myriad of influences throughout our lives. There are things that affect us more directly and importantly than art, and this is a critical point. And of course there are those who don’t care about art and neither do art lovers try to impose their interests on others. (Well, actually, what do you think? Is this so?) In other words, when an artist postulates that “I’d like to deliver art to everyone in the world”, is that a self-serving sentiment? Is that reckless?


YS : Art is unnecessary to our day-to-day survival, but it reminds us of what makes us human.  That’s why I feel lucky to be in the art world, and why I believe art and culture -- and protecting those who create and produce -- are so important.


 

 

DYH : As an art lawyer working with contemporary artists, do you guys share the same goal? Moreover, do you even think a goal is necessary for your artist?


YS : I am definitely a goal-oriented person and I like to think that I can help artists not only reach their goals, but help them identify their goals in the first place, whether short-term (for e.g., finishing a commission, completing the sale of a work, sharing copyright with others) or longer-term (for e.g., thinking about how a body of work is contextualized in a body of work, or in the larger art historical context).

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DYH : Should an artist's work and the artist as an individual be thought of as separate entities? How the cultural zeitgeist affects the relationship between the artist and his/her work is a very interesting matter. This is a bit of an extreme, but let’s take a complete societal outsider as an example. Would an artist like this be able to create a piece today that will stand the test of history? Do you think an art piece should be judged based on its own merits? What are your thoughts on this in the year 2021?


YS : The fine art world -- of which outsider art is very much a part -- is built upon artists reflecting on the past and looking forward.  I believe that art which stands the test of time will speak about the specific values or ideas of a particular point in time and place.  The most powerful work is by no means the most commercially valuable or successful.  True artists are those who create art for art’s sake, and I hope to be able to work with artists who approach their practice from this perspective.


 

 

DYH : What kind of artist (or museums/galleries) do you like to work with?
 

YS : People and institutions who are willing to challenge limits or push boundaries, and who are willing to creatively work with the existing legal frameworks to achieve their goals.

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DYH : What are your thoughts about how best to interact with the society we live in now?


YS : We are in a transition period regarding the pandemic where social norms are still being navigated.  Especially with the rise in anti-Asian hate in big cities like NYC earlier this year, I wish to find a way for everyone to respect each other’s boundaries and comfort levels, but that’s probably a tall order.

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DYH : A big IF!!!.. but, if you were able to rent out any space, whether it be a museum or a gallery space, anywhere in the world for one night, where would that space be? Who would you invite for dinner? This is such a great question isn’t it? (laughs). 


YS : Earlier in the summer, I got to experience the Temple of Dendur at the Metropolitan Museum when there was noone there (thanks, SK), so I feel like my “bucket list” for renting out spaces has already been fulfilled!

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DYH : If there is any art/music/culture/etc that left a big impression on you in the past in a few years, could you please elaborate? It could be anything.


YS : Getting to experience Reborn Art Festival in Ishinomaki, Japan, an area that was heavily affected by the 2011 Tohoku earthquake and tsunami, was very emotionally powerful for me.  I was not sure whether an art festival had any justification for being in an area heavily struck by a natural disaster, but seeing the site-specific artwork created for and installed in the community helped me experience the liminal moments where art and life intersect, creating both infinite time for past reflection and constant motion forward.


 

 

DYH : Please describe what the most disgusting food you’ve ever eaten was. We’d love a story with that too, if you are able to share.


YS : With apologies to chickens and birds, I really dislike egg whites.  I know eggs are a great source of protein, and I feel privileged even to be able to say that I do not like a certain food group, but my need to identify my dislike is a regular occurrence for me, as so many Western breakfast foods include eggs.  


 

 

DYH : If you could change one thing about your body, what would you change and why? 


YS : I’m extremely short but my feet easily get tired wearing high heels.  After spending almost 1.5 years essentially indoors, I think I have lost the ability to wear heels.  I wish I had bionic feet that could stand wearing uncomfortable shoes.


 

 

DYH : If you have another life, who/what would you like to be? You can be absolutely anything!!!


YS : I would like to come back the same, but a wiser, kinder and more generous person.  Kind of like a Yayoi 2.0.


 

 

DYH : What did you think of this interview? Apologies if the questions were meandering. If there are any last thoughts you’d like to leave with, please go ahead.


YS : Interviews are always highly curated, both in terms of their questions but obviously answers, too.  I would be interested in hearing whether the managers of this “inconvenience store” (some of whom know the real me) felt like my answers were authentic.

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DYH : For the next section, please write down the first thing that comes to your mind :)

 

DYH : Tell us a lie. 

YS : I love all contemporary art.

 

DYH : Tell us a fact you know. I

YS : love art.

 

DYH : Have you ever cheated on a test? 

 

YS : Probably.

 

DYH : Where were you when you last jaywalked? 

 

YS : Yesterday, coming home from the subway. 

DYH : Are you annoyed?  

 

YS : No, I actually feel a sense of normalcy -- something I have not felt over the past 1.5 years during the pandemic.